日蓮宗ビハーラネットワーク。通称NVNの総会に参加する。
「ビハーラ」とは、医療・地域・福祉と寺院が連携をとり、病院や施設あるいは自宅等で病気や障害を抱え、悩み苦しむ方と苦楽を共にし、安心が得られるように支援する活動の事です。
日蓮宗のなかでも、発足したばかりのまだまだ小さな活動ではあるが、徐々に徐々に、その活動の幅は広がっている。
今回は、ビハーラ病棟のある、全国でも唯一の病院の見学会を兼ねての総会。実際に、その生の現場を見させて頂く。
普通の病棟との大きな違いは、病棟の中に、本堂があるということ。朝と夕方の1日2回、常勤のお坊さんが勤行を行う。それに、参加する・しないは自由だが、ほとんどの方が進んで参加しているようだった。
そして、もうひとつ大きな違いは、ビハーラ病棟に入院している方全員が、癌などで死を宣告されている方で、延命治療を一切希望せず、自然な死を望んでいる。ということ。
治療を目的とした治療をせず、(痛みを和らげる治療はする)その人らしく最後まで生きることを支援するビハーラ病棟。
発足して20年経っても、全国にまだ1つしかないそうだが、これから更に進む高齢化社会の中で、生きている人を相手にお坊さんが本当に必要とされ、本気で関われる、数少ない貴重な現場ではないだろうか。
