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ビハーラで考える

京は大田区に、宗務院といって、日蓮宗の本部がある。そちらでビハーラ講習会があったので参加する。

テーマは「自殺」について。最近では、遺族の悲嘆を緩和させるために、遺族の前では自殺という言葉を使わずに、「自死」という言葉に変わってきているようだ。さらに先生も言っていたが、自殺をしてしまった本人に罪はないし、責める要素は何もない。悪いのはそうさせてしまった社会・環境・人間にある。そこを正していかなければ何も変わらない。確かにその通りだ。

しかしどうしても我々凡人は、自殺を「悪いもの」「可哀そうなもの」「救われ難いもの」とみてしまう。しかしそうではなく、いかに自殺当事者に罪がなく、どうしたら救われていただろうか、救われるだろうかということを真剣に議論すべきである。それが、年間3万人を超す自殺大国日本を変えていく、唯一の方法ではないか。

教科書には、自殺志願者と出会ったら、「真剣に話を聴く」「傾聴」が大切である。とあるが、これがどれほどのエネルギーと時間を費やすのか、忙しい日本人にはまず「できない」といっていいと思う。

時間にも、心にも、いつもゆとりをもちながら、真剣に生きる。みんながみんな、こんな生き方ができればいいが、現実はそう甘くない。

では坊さんである私に今、一体何ができるのか・・・考えれば考えるほど、深みにはまってしまう私であった・・・。

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このページは、川手正順が2009年6月 5日 20:34に書いたブログ記事です。

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